コーヒーブログ・すぎた珈琲の千一夜物語

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フェアトレードコーヒーってなに?

フェアトレードコーヒー

すぎた珈琲(@sugitacoffee)焙煎士が書くコーヒー専門サイトへようこそ。

 

今回のお話は「フェアトレード珈琲」に関してです。

 

フェアトレード珈琲と言われてピンときた方はほとんど居ないと思います。

 

英語の意味から、「公平な取引のことかな?」ぐらいの認識ではないでしょうか?

 

知人のフェアトレードショップを経営しているキララさんも、講習会を開くたびに毎回ゼロベースで話を始めると言っていました。

 

それほど日本ではフェアトレード商品が認知されていないという事なのでしょう。 

 

 

珈琲の事を理解するうえで切っても切れない話、公平な取引(フェアトレード)の事に関してお話します。( ..)φメモメモ

 

 子供が働く世界の農園

 

一時話題になった話があります。

 

それは、

カカオ農園などで劣悪な環境で奴隷のように働かされている子供たちがいる

という話です。 

 

しかも、その農園の取引先は世界のネスレだったのです。

 

ネスレは劣悪な環境で子供たちが働かされているのを知りながら、安価なカカオを仕入れてメチャメチャ批判されたわけです。

 

 

カカオ農園に限らず、コーヒー農園もよく似たものです。

 

産地では普通に子供たちが働いていますし、逆に正当なお金をもらえるなら、喜んで労働している子供たちがいます。

 

昔の日本でも普通に子供たちが田植えや、稲刈りに駆り出されていました。

 

おじさん達も、田植えや稲刈りの季節になると、お爺さんが学校へ迎えに来て農作業を手伝わさせていたそうです。

 

他の農家の子供たちも、みんな学校から連れ出されて農作業を手伝います。

 

戦中戦後の日本では当たり前の話だったようです。

 

最低価格の設定

 

ネスレなどが批判されたのは、正当な報酬を農家に払っていなかったことと、子供たちが農作業をしていることを見て見ぬふりをしていたからです。

 

そんな批判を受けて、ネスレは子供たちが働かされている農家との取引をしないことに決めました。

 

 

国際フェアトレード認証の取り組みは、世界の貧困な農家に対して、国際取引市場に関係なく、最低価格を保証する取り組みなわけです。

 

日本でいう所の最低賃金の設定の様なものですね。

 

ある一定基準を満たす農産物であれば、フェアトレード認証を受けることが出来ます。

 

すると、認証を受けた商品は売り上げの一部が必ず生産者の手元に届きます。

 

フェアトレード認証はそんな世界規模の活動なわけです。

 

 
 
 
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国際フェアトレード認証の取り組みは、生産者のためだけでなく、消費者のためにもなっています。

 

上記のピープルツリーのチョコレートはフェアトレードですが、日本のチョコレートの様に添加物が入っていないので、とても純粋で美味しいです。(販売は11月~3月までで、すぎた珈琲店舗だけでの扱いとなります)

 

フェアトレード認証を受けられる商品は真面なものだけなので、消費者にとってもメリットになります。

 

 まとめ

 

コーヒーやカカオ農家を守る取り組みの一つ、フェアトレード認証に関していろいろと書きました。

 

フェアトレード認証を受けている商品は探せば意外と沢山あります。

 

フェアトレード認証

 

こんなマークの付いた商品を見かけましたら、貧困農家の支援のためにも積極的に買って行きたいものです。

 

フェアトレードの取り組みは珈琲豆にもあります。

 

フェアトレード認証を受けている珈琲豆の場合、450グラム買う毎に約210円、生産者に届きます。

 

更に有機認証も受けていると、プラス60円されます

 

つまり、ウイラ・フェアトレード有機珈琲豆を一袋、200g買って頂く毎に、生産者の手元には約140円届けられるわけです。

 

よろしければ、生産者の生活水準向上のため、フェアトレード珈琲をお買い求めください。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。<m(_ _)m>

 

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