ブラジルコーヒーってどんな珈琲?
すぎた珈琲(@sugitacoffee)焙煎士が書くコーヒー専門サイトへようこそ。
皆さん、ブラジルって言葉を聞いて何を連想されるでしょうか?
サッカーとか、リオのカーニバルとか、あるいは珈琲もその中に入っていると思います。
ブラジルは戦前の移民政策の影響で日系の方が非常に多くおられ、現在も国同士の交流が盛んです。
日本に働きに来ている日系ブラジル人も多く、すぎた珈琲が扱っているトミオフクダ農園の主人は、日本の工場で働いた経験を生かして農業経営されているそうです。(下動画参照)
今回の記事はそんな世界の珈琲産出国、ブラジル珈琲に関してです。(^_-)-☆
珈琲はブラジルを中心に回っている
ブラジルはコーヒー豆の産出量が世界一です。(2018年現在、約30%を占めています)
また世界で唯一珈琲の味を評価する、珈琲鑑定士の国家資格を発行している国でもあります。
つはり、ブラジル連邦共和国は
国の命運をかけて、珈琲作りに取り組んでいるのです。
世界の珈琲相場は、ブラジル珈琲の出来不出来でかなり左右されます。
ブラジルの天候が悪かったり、作付けが不良だと、コーヒー豆の先物取引に影響を与えるのです。
つまり、コーヒーの世界はブラジルを中心に回っていると言えます。
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ブレンドには必ず入っているブラジル珈琲
ブラジルの珈琲は最も流通量が多いので、ブレンド珈琲には必ずと言ってよいほど入っています。
正確に測ったわけではないですが、ブレンド珈琲の半分程度はブラジルコーヒーが入っていると思われます。
それほど、ブラジル産の珈琲は、桁違いに産出量が多いのです。(ブレンドに関しては下記事参照)
ブラジルでこれほど多くの珈琲が取れる理由は、その土地柄にあります。
ブラジルは日本の国土の約50倍で、その中のブラジル高原はテラローシャと呼ばれる「赤紫色の土」で出来ており、珈琲栽培に最適な風土なのです。
つまりコーヒー栽培に最適な要素
- 耕地面積が広い
- 赤道付近である
- 高原地帯である
- 火山灰土質である
と言った、珈琲栽培に最適な環境がすべて揃っている訳です。
アメリカと二人三脚の珈琲栽培
ブラジルでの珈琲栽培は、アメリカ合衆国の資本が担っています。
つまりブラジルの珈琲作りは、一番のお客様でもある、アメリカ合衆国があってこそのコーヒーなのです。
(アメリカ珈琲に関しては下記事参照)
ブラジル珈琲が世界をリードしているのは、珈琲作りに最適な気候風土だけでなく、アメリカ合衆国から流入する豊富な資金と、無尽蔵に珈琲を消費してくれる、アメリカ国民がいてこその物だったのです。
また、ブラジル珈琲は豆としてだけでなく、インスタント珈琲の材料としても多量に使われます。
そして、インスタント珈琲の主な買い手は、アメリカの軍隊になるわけです。
(インスタント珈琲に関しては下記事参照)
まとめ
世界をけん引するブラジル珈琲に関していろいろと見てきました。
2018年現在、コーヒー生産は世界各地に分散しつつあります。
一時はコーヒー生産量の80%近くをブラジルが占めていましたが、現在はその影響力が低下してきています。
そんな訳で、
ブラジルの珈琲生産は、単なる多量生産・多量消費から、スペシャルティ珈琲などのグルメコーヒーの時代へと変貌しつつあります。
珈琲生産の主役だったブラジルが、どのように脱皮して、より美味しいコーヒーを生み出していくか、これからとても楽しみです。(^_-)-☆
最後まで読んで下さりありがとうございます。(^^♪
ブラジルのスペシャルティ珈琲をけん引する、トミオフクダ農園から珈琲豆が届きました。
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